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2006年10月20日 (金曜日)

Sam's Town / The Killers

Samstown 猫も杓子も80年代のニューウェーブ的要素を取り入れた「クールな音」を鳴らしていたときに、「音楽ビジネス」の文脈でシニカルに語られることが多いニューロマンティックっぽさを持つ音はある意味で強烈でした。

そんなデビューアルバムから2年のインターバルを経てFloodのプロデュースにより製作された2ndアルバムは、相変わらずシンセサイザーを多用したキラキラしたサウンド。但し、素材=メロディ自身が持つ味がシッカリして来た分、人工甘味料的な甘さを持つトッピングとも堂々と渡り合っています。

シーンに敏感に反応したバンドがJoy Divisionという理論を引用したものの、自身の主張が弱いために引用の要件を満たすことさえできないものも多い中、激しい既聴感を感じさせながらも、ちゃんとThe Killersオリジナルの音になっているのにはちょっと感心。もちろん、彼らの曲に直接リンクする体験がない分、現実的にはリアルタイムで聴いていた80年代の音の方が甘酸っぱさを感じますが、「これはこれでありかな」と妙に納得。

イノベーションを作り出せなくても、キャッチーなメロディを書けることが非常に強力なチカラであることを実感させる作品です。

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