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2007年10月 8日 (月曜日)

Oblivion with Bells / Underworld

Oblivionwithbells 個人的に異常な程に純度が高く、消失点に向かって音が一直線に落とし込まれた"Beacoup Fish"が彼らの作品の基準だったので、湾岸線を走る車の窓を流れていく夜景のような"A Hundred Days Off"は、決して悪くはないけれど、やや決定打に欠ける印象でした。かといって、Rive Run Projectとしてダウンロードでリリースされた一連の作品はアンダーグラウンド臭が強く、イマイチ馴染むことができませんでした (何という自分勝手さ…)。

そんなこともあって、期待3割不安7割だったのですが、ストイックさとメランコリックさのバランス感覚が見事な"Beautiful Burnout"をはじめ、ちょっぴり下世話なアプローチが逆に新鮮な"Ring Road"、透明度の高い音が様々なイメージを想起させる美しい"Glam Bucket"、ピアノを大フィーチャーした歌もの"Good Morning Cockerel"など、予想以上の内容に正直驚き。

強迫観念にも似た強烈なビートを刻むことはなく、消失点周囲がボンヤリと明るいフォーカスの甘さを感じさせつつも、アイデンティティがぶれない程度に拡がったサウンドバリエーションが奏功して、「楽しさ」を感じさせる内容。キャリアの最高傑作かと問われると悩むところですが、Underworldのニュースタンダードとして充分なレベルに到達。

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