Moon Rock / Paul Steel
デビューシングルが商業的に成功しなかったということで、その次のシングルとアルバムリリースがキャンセルになり、レーベルからドロップされるというものすごい経歴を持つイギリス出身のシンガーソングライターのデビューアルバム。
ファニーなボーカルが好き嫌いがある気はしますが、全編を通してカラフルで音楽への愛情が感じられるポップミュージックはナカナカ。あるときはバブルガムミュージックっぽく軽めに、ときにオーケストラを従えてシットリとした七変化のサウンドはオーストラリアのThe Sleepy Jacksonを彷彿とさせます。
もう少しヒネリがあると更に彼の独自性をアピールできる気もしますが、それは少し贅沢を言い過ぎかな。このアルバムが商業的に成功するかどうかは別にして、彼をドロップしたレーベルが宝石の原石を自ら手放したことを後悔させるのに充分な内容。
次々に出てくるニューカマーの中でもキラリと光るポップセンスは最高。こういったポップミュージックが日本で広く受け入れられるのは難しそうだけど、去年のフジロックに続く来日を何とか果たして欲しいもんです。
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