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2008年12月

2008年12月31日 (水曜日)

2008年ベストライブ

先の年間ベストアルバムに続いて、年間ベストライブを選んでみました。なお、ショートレビュー付きのリストはコチラでどうぞ。

  1. Gogol Bordello (7.26 at Naeba on Fuji Rock Festival '08)
  2. Spiritualized (8.9 at Maishima on Summer Sonic '08)
  3. The Verve (8.10 at Maishima on Summer Sonic '08)

今年は単独公演をあまり見ていないので、全てがフェスからのチョイスになってしまいました。次点はフジロックフェスティバルの最終日のPrimal ScreamRadioheadを迷った末に、今までで一番激しい"Rocks"を聞かせてくれたPrimal Screamに軍配。

来年はフジもサマソニも行けない気がするので、マイナーな人たちは是非その前後に来日してくれることを祈ります。

とはいえ、Depeche Modeなんかをブッキングされた日には…

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2008年12月30日 (火曜日)

Dear Science / TV on The Radio

Dearscience The WalkmenFleet Foxesに続いて年末になって今さら買ってみました第3弾。ブルックリン出身の5ピースバンドの約2年ぶりとなる3rdアルバムは、Fleet Foxesと同様に、個人やメディアから賞賛され、様々な音楽誌軒から並み年間ベストにチョイスされる人気ぶり。

黒人4人、白人1人という構成にもかかわらず、ソウルっぽさだけを前面に押し出している訳でも、強烈なビートや偏執狂的なリズムでダンサンブルな面を強調している訳でもなく、ファンキーな面を匂わせながらも全体的にはニュートラルな仕上がりで、その中に時折クールなトライバルさを感じさせる仕上がり。

「濃い音」という個人的な思い込みがあった分、少々肩透かし気味でしたが、それまでの色を瞬時に払拭する美しさを持った"Family Tree"以降の流れは素晴らしく、よりソウルフルに、ファンキーに、ダンサンブルになったサウンドは饒舌で表情も豊か。

イマイチこの手の分野が得意ではないのですが、Scritti Polittiの"Cupid & Psyche '85"を聴いたときの感覚に近いものがあるだけに、これからドンドン良さが分かって来るのかも知れません。

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2008年12月29日 (月曜日)

Fleet Foxes / Fleet Foxes

Fleetfoxes The Walkmenに続いて、年末になって今さら買ってみました第2弾。シアトル出身の5ピースバンドがSub Popレーベルからリリースしたデビューアルバムは、メディアから賞賛され、多くの音楽誌が軒並み年間ベストにチョイス。

飾り気で牧歌的なメロディにギターとコーラスが重ねられた楽曲群は、ややホワッとしたサウンドでドリーミーな表情。但し、深めのリバーブの中でレイヤードされた楽曲の構成要素は音の壁ではなく、個々の音の透過性が高いこともあって、向こう側にある楽曲のコアの輪郭が見えるシルクスクリーンのよう。

アルバム全体を通して、美しさと普遍性とトラディショナルさがハイレベルに結びついていることは認める一方で、やや抽象度や客観性が高いこともあって、自分とつながっていない別世界で鳴らされているようで、今ひとつコミット仕切れず。個人的趣味を言えば、青っぽさなどの下世話な「ノイズ」がもうちょっと欲しいところ。

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2008年12月27日 (土曜日)

2008年ベストアルバム

レビューの積み残しが山ほどありますが、先に年間ベストを絞り込んでみました 。なお、ショートレビュー付きのリストはコチラでどうぞ。

  1. The Seldom Seen Kid / Elbow
  2. Snowflake Midnight / Mercury Rev
  3. Grand Archives / Grand Archives
  4. You & Me / The Walkmen
  5. Replica Sun Machine / The Shortwave Set
  6. Antidotes / Foals
  7. Consolers of The Lonely / The Raconteurs
  8. Songs in A & E / Spiritualized
  9. Viva La Vida Or Death And All His Friends / Coldplay
  10. Glasvegas / Glasvegas

次点は圧倒的な楽しさを持ったLos Campesinos!の"Hold on Now, Youngerster"。同じくポップ畑のPaul Steelの"Moon Rock"も差はないかな。

英米の音楽誌が絶賛のFleet Foxesの"Fleet Foxes"とTV on The Radioの"Dear Science"も悪くはなかった (というか、充分良いデキだった)けど、今ひとつピンと来ませんでした。

個人的にダントツというものがない一方で、良いものがたくさんあったので、選ぶのは大変でした。Elbowが人気を博して、ライブを見る…ってのは夢物語かなあ。

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2008年12月26日 (金曜日)

Pet Shop Boysのニューアルバム

Pet Shop Boysがクリスマスグリーティングの中で、3月にニューアルバム"Yes"をリリースすることをアナウンスしています。

国内盤は3月18日発売で通常版とDVD(内容未定)が付いたスペシャルエディションがリリースされるようです

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2008年12月25日 (木曜日)

サマーソニック'09

来年のサマーソニックの日程が発表されています。10周年の今年は例年よりもかなり早めの発表。そして、噂通り、8月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間開催。場所は幕張と舞洲。

「中1日ないと出演できない」と言ったBjorkを呼ぶのは確実かな。そして、円高&札束パワーで再結成Blurを連れてきそうな気が…

しかし、あのクソ暑く、埃の酷い舞洲に3日間って辛そうだ。最終日のソニックステージはとんでもないことになってそう。

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2008年12月21日 (日曜日)

You & Me / The Walkmen

Youandme ニューヨーク出身の5ピースバンドの約2年ぶりの4thアルバム。彼らの名前は知っていましたが、音をちゃんと聴いたのは今回が初めて。「12月は聴くものも少ないから、買ってみるか」という軽い気持ちで入手してみたんですが、これが予想を遙かに超えた内容。

サウンドのテキスチャは同郷で同時代にデビューアルバムをリリースしたInterpolの作品に通じるものがあり、クールさの中に存在する仄かな暖かさと開放感が絶妙。また、ポストパンクリバイバルシーンが過ぎ去った今でも、ノスタルジー的残響ではなく、十分にリアルタイムの音として通用するレベルの高さ。

穏やかな楽曲群はキャッチーさや派手さはないものの、寡黙な音数の何倍も饒舌にイメージを表現。そして、極々自然に身体に馴染んできて、暖色系の間接照明に満たされたリビングでソファーに座っているようなリラックス感覚を引き起こしてくれます。2008年の最後に、このアルバムと出会えて良かったと思える素晴らしい作品。

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2008年12月20日 (土曜日)

ケセラ / 中山うり

Quesera 美容師兼ミュージシャンという不思議な肩書きを持つ中山うりの1stフルアルバム(3rdアルバム?)。今年のフジロックフェスティバルで演奏した曲が含まれていて、ノスタルジックな曲調と相まって、クソ暑かった夏の日がフラッシュバック。

音楽的には歌謡曲からフォークやジャズ、時間的には過去から現在、空間的には広い野原からビルの建ち並ぶ都会まで、様々なシーンを巧みにオーバーラップさせたサウンドにはビビッドな色遣いはないけれど、その中間色のグラデーションの美しさにハッとさせられます。

くぐもった特徴的なボーカルは聴き返す度に耳に馴染んできて、「ひょっとしたら天使の声ってこんな声かも知れないな」とさえ思えるほど。そのくせ、楽曲にも歌にも一本キッチリとした筋が通っていて、凜としたイメージも充分。

忙しすぎる時間の流れに翻弄されているときに聴くと、「自分時間」の刻み方を思い出させてくれるスローミュージック。実際の時間の流れを変えてしまうようなエネルギーはないものの、時間の流れの考え方を変えさせてくれる音楽。

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2008年12月19日 (金曜日)

U2のニューアルバム発売決定

U2が約4年半ぶりの12枚目のスタジオアルバム"No Line on The Horizon"を2009年3月2日にリリースすることを発表しています。

元々、今年の初めにリリースされるはずだったものの、Rick Rubinとレコーディングした曲を一端棚上げすることでリリースが大きく延期。

結局はBrian EnoDaniel LanoisSteve Lilywhiteという豪華なプロデュース陣を起用しているようです。

原文はこちら

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2008年12月18日 (木曜日)

Supermarket Fantasy / Mr. Children

Supermarketfantasy 約1年9ヶ月ぶりの15thアルバム。彼らが色々なインタビューで語っている「多くの人に聴いてもらうことで生きてくることや、起こる奇跡みたいなものをすごく信じてやっている」という消費されることをプラスと捉える考え方には大筋同意。

そのステートメント自体は間違っていないとは思いますが、1年以上前にリリースした「旅立ちの唄」が入っていたり、ドラマの主題歌、シングル、シングルのカップリングと半分が既発表曲というこのアルバムには多少のあざとさを感じてしまいます。

一分の隙もない流麗なメロディを持つ「エソラ」や言葉遊びが巧い「声」、過剰にエモーショナルでゴージャスなアレンジを纏う「風と星とメビウスの輪」など、シングル以上に内容の濃い曲もあるものの、「既に消費されてしまった」曲が多いせいなのか、どこかパワーに欠ける印象。

消費されることによって、色々な人の色々な思惑が絡んでくる…分かりきったことだけど、売れるポップバンドは自分たちのメッセージが届く範囲が増える一方で、何とも不自由なもんだ。

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2008年12月13日 (土曜日)

Secrets Are Sinister / Longwave

Secretsaresinister 共同プロデューサにDave FridmannPeter Katisを迎えた約3年ぶりの4thアルバム。John Leckieプロデュースの前作では2ndアルバムのイギリスのギターロックバンド的要素は控えめでしたが、今作は前作で得た明るさと力強さをベースに、再び叙情性をプラス。

微妙にドリーミーな演出の中でギターが唸りを上げている"No Direction"やギターを使ったノイズの壁の向こう側に甘めのメロディを配した"Life Is Wrong"など、Dave Fridmannが関係した楽曲を始め、人肌温度の優しげな表情を持つメロディを丁寧かつ叙情的に仕上げた"It's True"など良い曲がズラリ。

これまでは、良いメロディを書いているにもかかわらず、どことなくシーンの流れに身を任せたような印象がありましたが、充分にインターバルを取り、その間に自らの強みを棚卸したことで、ようやく明確なメッセージを打ち出せた感じ。

もちろん、まだまだ独自性や唯一性を強く主張するまでには至っていませんが、元々、基礎体力を持っているだけにこのアルバムを切っ掛けに一気にステージを駆け上がっても不思議ではない気はします。

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2008年12月12日 (金曜日)

音楽メディアの年間ベスト

色々な音楽メディアで年間ベストアルバムが発表されていますが、ココにまとまって載っています。考え中のオレオレ年間ベストと比べてみると、なかなか興味深いです。

Fleet FoxesTV on The Radioが大人気。遅ればせながら、先週にHMV Onlineの「発売済みCDのポイント3倍キャンペーン」で購入しているので楽しみ。でも、送料ケチるために入手が10日くらいかかるCDと一緒に買ったので、来週いっぱいは手に入らないかな。

しかし、もうすぐ今年も終わりなんだなあ。

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2008年12月 9日 (火曜日)

Doves新作完成間近

4thアルバムをレコーディング中のDovesがMySpaceで近況を報告しています。

現在、ほぼ完成に近づいていて、シングルとアルバム共に来年の3月か4月頃に発表予定。さらに、3月にはイギリスツアーの予定があり、その後アメリカ、オーストラリア、日本にもやってくるようです。

単独の後、フジロックでも来そうな予感。

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2008年12月 7日 (日曜日)

Day & Age / The Killers

Dayandage プロデューサにStuart Priceを迎えた約2年ぶりの3rdアルバム。これまで同様に強烈な80sブリティッシュポップ臭が漂うサウンドながら、前作のアメリカンロック的骨太さは抑えられ、お手軽エレポップっぽさの目立つ内容。

それなりにギターが鳴っているリードトラックでも"Losing Touch"でも密かにピコピコサウンドが加えられていたり、ちょっぴりメランコリックなメロディをエレクトロポップに仕上げた"Human"やド真ん中のシンセサイザーの使い方が彼らのスタイルに気持ち良いほどハマった"Space"など、単純だけど実際にやってみるのは勇気のいりそうなアレンジの曲がズラリ。

その結果、表面的な印象が多少変わってはいますが、大衆的メロディを過剰演出気味アレンジで仕上げるマスターゲットのポップロックぶりはこれまで通りで、年末のパーティー続きのシーズンにはピッタリ。その一方で、フェス向きのシングアロング型アンセムもシッカリと抑えられていて、このバンドの完全無欠のKY的開き直り方は潔く、見事のひと言。

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2008年12月 6日 (土曜日)

Prospekt's March / Coldplay

Prospektsmarch "Viva la Vida or Death and All His Friends"レコーディング時に録音されながら、アルバムには収録されなかった未収録曲6曲とアルバム収録曲の別バージョン2曲を収録した8曲入りのEP。

細部まで丁寧に計算し尽くされた世界はアルバムと変わらず、ボーカルをフィーチャーして新たな曲として生まれ変わった"Life in Technicolor II"や流麗なメロディをカラッとしたギターを中心に飾り付けていく"Glass of Water"、子守歌のようなメロディをアコースティックギターでシンプルに聴かせる"Now My Feet Won't Touch The Ground"など、アウトテイクとは思えないクオリティの曲がズラリ。

ただ、"Viva la Vida"のような超強力なキラーチューンがない分だけ、個々の曲の良さに比べて、作品としてのインパクトは弱め。Jay-Zをフィーチャリングした"Lost+"あたりがもう一化けしていたら印象も大きく変わった気はしますが、EP盤にそこまで求めるのは酷かも…とはいえ、Coldplayらしい良いメロディはキッチリ詰まっているので、それなりに楽しめるのは確かです。

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Last.fmの2008年チャート

Last.fmが2008年の年間チャートを発表しています。Last.fmってのはPC上のジュークボックスソフトやiPodなどの携帯音楽プレイヤーで再生した音楽の情報を収集し、色んなサービスを提供してくれるサイトです。

と言う訳で、Last.fmのユーザが一般的な音楽リスナーの母集団と大きく違わなければ、それなりの結果が出てくることになります。Last.fmのサイトではリスナー数で順位が付けられていましたが、ちょっと手直ししてリスニング回数の順位に変更してみました。

アルバムの再生回数ノ順位はこんな感じです。カッコ内は再生回数 (アルバムの再生回数の集計方法が謎ですが…)

  1. Viva la Vida or Death and All His Friends / Coldplay (12,584,691)
  2. Oracular Spectacular / MGMT (8,916,340)
  3. Narrow Stairs / Death Cab For Cutie (5,413,433)
  4. Ghosts I-IV / Nine Inch Nails (5,222,525)
  5. Third / Portishead (5,166,172)
  6. Konk / The Kooks (5,096,057)
  7. We Started Nothing / The Ting Tings (4,794,782)
  8. Með suð í eyrum við spilum endalaust  / Sigur Ros (3,597,291)
  9. Sleep Through The Static / Jack Johnson (3,463,500)
  10. Made in The Dark / Hot Chip (3,362,412)

Coldplayが圧勝です。そして、なんとなくユーザ層が見えてくる結果です。

ちなみに、僕の再生回数はこんな感じ。

  1. We Sing, We Dance, We Steal Things / Jason Mraz (343)
  2. Dig Out Your Soul / Oasis (320)
  3. Modern Guilt / Beck (274)
  4. Off with Their Heads / Kaiser Chiefs (256)
  5. We Are Beautiful, We Are Doomed / Los Campesinos! (244)
  6. Ode to J. Smith / Travis (244)
  7. We Started Nothing / The Ting Tings (215)
  8. Only by The Night / Kings of Leon (182)
  9. Replace Sun Machine / The Shortwave Set (175)
  10. A Hundred Milioon Suns / Snow Patrol (172)

必ずしもアルバムの評価と再生回数がリンクしてないのも面白いです。

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2008年12月 3日 (水曜日)

The Viewのニューアルバム

The Viewが待望の2ndアルバム"Which Bitch?"を来年の2月2日にリリースし、その後ツアーを開始するようです。

アルバムは14曲収録でボーナスDVD付きの限定版もあるようです。そして、ニューシングル"Shock Horror"はアルバム発売日にリリース予定。

原文はこちら

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