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2009年4月25日 (土曜日)

Sounds of The Universe / Depeche Mode

Soundsoftheuniverse 前作と同じくBen Hillierをプロデューサに迎えた約3年半ぶりの12thアルバム。予感を遙かに上回る復活劇を飾った前作ほどのインパクトはありませんが、「らしさ」を感じさせた音を織り交ぜつつ、期待値と隔たりの少ないレベルは維持。

サウンド的には先行シングル"Wrong"でも際立っていたヴィンテージのアナログシンセサイザーの太い音とDave Gahanの艶っぽく力強いボーカルが映えた曲が多数。但し、Martine Gore作の楽曲のデキにバラツキがあるのは気になるところ。特に、"Little Soul"の退廃的でちょっぴり妖しげな世界観や自らがボーカルを務める"Jezebel"の暗さと明るさの折り合いを付けた独特の色彩感覚はサスガですが、時折淡泊さを感じさせる曲があるのも「ムムム」というところ。

それとは対照的に、Dave Gahan作の3曲は過去の不安を完全に払拭させる良いデキ。エレクトロニクスによるオールドスタイルのロックといった雰囲気の"Hole to Feed"、暖色系の光を放つ歪んだ暖かみを持つ"Come Back"、彼ららしいダークさと控えめな攻撃性を感じさせる"Miles Away / The Truth Is"の全てがアルバムの中での有効なアクセントとして機能。

ただ、成熟へのアプローチや、90年代への回帰など、常に存在していた何らかの「驚き」がイマイチ見あたらないのは残念。ま、結成30周年を迎えて、これだけの作品を作れるってのはスゴイんでしょうけど、それでも「煌めく何か」を期待してしまうのです。

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