魂のゆくえ / くるり
約2年ぶりの8thアルバム。しばらくの間、エレクトロニカ、バンドサウンド、クラシカルといった明確なテーマを打ち出したアルバムのリリースが続いていましたが、今作はロックあり、昭和風ポップスあり、クラシカルな要素ありとゴッタ煮的内容。
比較的ストレート&シンプルな"愉快なピーナッツ"みたいな曲もありますが、個人的に気になるのはピアノが大活躍している楽曲達。懐かしさを感じさせるピアノが一昔前のメロディにジャストフィットする"夜汽車"、透明感溢れるフレーズが印象的な"さよならリグレット"、ダイナミックに動き回るラインがポップなメロディにピッタリの"魂のゆくえ"など、名曲多し。
ただ、鮮やかなメロディやアレンジを突きつけ、思わずハッとするようなタイプの曲はほとんどなく、リスナーサイドから楽曲の中に主体的に入り込まなければ、聞き流してしまいそうな「微妙な良い曲」がダラダラと垂れ流される展開は相変わらずで、それが「らしく」て微笑ましく、何か嬉しい。
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