Wilco (The Album) / Wilco
前作のミキシングを担当したJim Scottを共同プロデューサに迎えた約2年ぶりの7thアルバム。Jim O'Rourkeの影響を受けた音響的なアプローチをを休止した前作路線を更に進め、初期のザラついたサウンドが前面に押し出された内容。
初期を彷彿とさせるサウンドが多いとは言え、15年近くのキャリアで様々な音作りをしてきたこともあり、ロック指向の強いバンドサウンドでもスパイラル的な原点回帰によって、新しさと古さが同居。
特に、今作は前作よりもメロディのキャッチーさが強くなっていることもあり、土埃が立ちこめるようなアレンジでもクラシカルになり過ぎず、また時折見られる実験的なサウンドアプローチでもエンジニアリングの面ばかりが強調されないという強みも発揮。
芯がブレず、身がギッシリと詰まった会心のロックアルバム。
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