Fuji Rock Festival 2006

2006年8月15日 (火曜日)

Fuji Rock Festival '06 エピローグ

Face全てのアクトが終わった後、この日は「我が家」に寄らず、そのまま山を下りて関越自動車道に入り、最初のサービスエリアで就寝。午後10時から午前4時までにETCで高速に乗ると、通行料金に深夜料金が適用されるんです。ちょっとセコイ?

しかし、相変わらずフジロックは音楽以外のムダなものが多くて面白かったです。チケットがなくても入れる場外にパレスオブワンダーという場所があるんですが、ここには写真のような変なオブジェ(この他にもニワトリの巨大なオブジェもありました)や木製の巨大なテントなどもあり、「ここが一番金かかってるんちゃうか?」と思うほどでした。このムダがフジロックの一つの魅力ですね。

ただ、遊覧ヘリコプターはどうかと思いました。ライブ中だと音もうるさいし、人が集まっている場所の上空、しかも天候が不安定な山の上を飛ぶってのは危険だと思いました。あと、カーボンニュートラルやグローバルクールの視点からもどうなんだろう…

あと、帰ってから分かったんですが、上司の友達のバンド(東京パノラママンボボーイズ)が出演していたそうです!先に教えてもらってたら見たのに残念。

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Fuji Rock Festival '06 Day3 その5

今年のフジロックも残り僅か。80年代初頭のニューウェーブを経由してきた人間にとって、グリーンステージのHappy Mondaysを見に行くのが清く正しい姿のような気もしたのですが、冷酷にも今年のフジロックはMogwaiで締めることに決定。そういや、1999年のホワイトステージのトリでもHappy Mondaysは見なかったなあ。当時リアルタイムで聴いていたというのにゴメンよ~

グリーン方面から人が止め処なく流れて来たので、終演後の退場のことを考え、ハイネケンのテントの横あたりまで下がって、立っているときに使うスペースと同じくらいにコンパクトになって座って待機。その後も人は増える一方で、「ひょっとしたら入場規制がかかるかも」というくらいの混み具合でした。一段と寒くなり、レインウェアの上を羽織った22時半頃、ステージの照明が落とされてメンバー登場。

序盤は轟音が挟まれるシーンもありましたが、比較的淡々とした流れで、緻密で繊細なオーケストレーションに包まれて「あー、気持ちいいなあ」という感覚でした。そして、あまりの気持ちよさに、"I Know You Are But What Am I?"のイントロあたりで不覚にも眠ってしまいました。目が覚めるとちょうど"Glasgow Mega-Snake"のディストーションギターがウネリを上げているところでした。まるで、去年のSigur Rosのときに力尽きてホワイトステージを後にするという失態を起こした後のような虚脱感に襲われる中、失われた数10分を取り返すべく立ち上がってノイズを堪能。1本のギターで静寂を表現し、そこに少しずつギターを重ねることで徐々に轟音を作り上げていく昂揚感も良いですが、静寂と轟音の間を不連続的に遷移する瞬間のエネルギーの吸収と放出が最高!

アンコールではSuper Furry AnimalsGruff Rhysがゲストボーカリストとして参加し、アルバム"Rock Action"の叙情的な"Dial: Revenge"をフェス仕様でしみったれた感じにせずに演奏してくれました。そして、ギターのレイヤーを徐々に増やして行く"Hunted By A Freak"に続いて、大歓声が起こる中"Helicon 1"で締め。音が周りに抜けていくような感じで、閉空間で聴いたときの腹の底まで突き刺さるような轟音はなかったものの、相変わらず神々しいまでの美しさは独特でした。残念ながら雲が再び厚くなって星は見えませんでしたが、満天の星空の下で寝そべりながら彼らのギターノイズを浴びてみたい…間違いなく、3日目のホワイトステージのトリに最も似合うバンドの一つです。

そして、今年もこの時間。ホワイトステージから帰る道では「明日からまた仕事かあ」という声がアチコチで聞こえ、リストバンドチェックゲートもグッズ売り場も閉鎖され、グリーンステージも人がほとんど残っておらず、「祭りの後」的な雰囲気が充満しています。そんな中、レッドマーキーとパレスオブワンダーは「夜はこれから」とばかりに音楽を響かせていますが、それが余計にノスタルジックな気分にさせられます。

今年はトリクラスのメンツがイマイチと思ってましたが、The ZutonsYeah Yeah YeahsScissor Sistersのライブは最高で、Super Furry AnimalsMogwaiは期待通り素晴らしかったです。天候も2日目の午後に強めの雨が降りましたが、比較的涼しく過ごしやすかったというのが、ずっと車中泊という過酷な状況の人間にとってはラッキーでした。

駐車場までの重い足を引きずりながら思うことは、今年もやっぱり「また、来年!」

<Mogwaiセットリスト>

  1. Yes! I Am A Long Way From Home
  2. Friend of the Night
  3. Travel is Dangerous
  4. Summer
  5. Ithica 27-9
  6. I Know You Are But What Am I ?
  7. Acid Food
  8. Killing All The Flies
  9. Glasgow Mega-Snake
  10. Ratts Of The Capital / We're No Here

Encore

  1. Dial: Revenge
  2. Hunted By A Freak
  3. Helicon 1

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2006年8月14日 (月曜日)

Fuji Rock Festival '06 Day3 その4

木陰でウトウトしていたら、18時過ぎに寒くて目が覚めました。長袖Tシャツを持っていったのでそれを着込み、横になりながらWhite StripesJack WhiteのバンドThe Raconteursを聴いていたんですが、ジッとしていられなくなってきたので、荷物を撤収してSuper Furry Animalsを見るためにホワイトステージへ移動。長靴が短パンから出た足の部分を巧く覆ってくれて、かなり寒さは解消しました。

ラストスパートへ向けて、Buffero Daughterがタイトな音を出しているホワイトステージ横を通り過ぎ、アヴァロンのレストランエリアへ向かい、バカの一つ覚えのようにチキンケバブライスを食べ、ジーマを飲みました。急に冷え込んできたせいか、ラーメンなどの汁物が売れまくる中、タンクトップでかき氷を食べているナイスガイ発見。

20時30分にステージの照明が落とされ、しばらくすると"Slow Life"のイントロが始まりメンバーが登場。何故かGruff Rhysはフルフェイスのヘルメットを被っていて、それだけで大盛り上がり。そして、2曲目にして早くも"Juxtaposed with U"。美しくロマンティックな旋律が周りの山に溶け込んでいく中、空を見上げたらさっきまでの雲が晴れて、たくさんの星が顔を出していました。"Golden Retriever"の「アウゥ~」という叫びや突然ポテトチップスをマイクの前でバリバリ食べ始めるなど、見た目やパフォーマンスのマニアっぽさや変態っぽさとは裏腹に、ポップで親しみやすいメロディを基調として、生楽器と打ち込みを絶妙なバランス感覚で散りばめたライブは相変わらずのクオリティの高さ。

中盤は"Hello Sunshine"や"The Horn"などでやや意識的に緩めに仕上げ、幸福感を充満させた後は、パンキッシュな"Do or Die"と「次は有名なニワトリの歌だよ」というMCに続いて"Calimero"。そして、ブッシュ米大統領ブレア英首相の映像が流れる中、「全ての政府は嘘つきで殺人者だ」というメッセージが英語と日本語で流れる中、"The Man Don't Give A Fuck"へ。物憂げにシットリしたAメロと突然変異したサビの爆発力は相変わらず強力で身体が勝手に動き出しました。アウトロの打ち込みが続く中、モニタではライブの出演者の紹介が始まりました。メンバーとスタッフの紹介に続き、「そして、フジロックに来てくれたあなた」という日本語の文字!さらに、「Ready to Mogwai」という気の利いた(?)メッセージを挟んで、フジロックの様々な場所で撮影したたくさんのシーンをリズムに併せて矢継ぎ早につないでいく映像が流れ、最後に「今日はありがとう そしてお疲れ」という素敵な言葉で締め。

サウンドとパフォーマンスだけでなく、素晴らしいホスピタリティを見せたSuper Furry Animalsは3日目のベストアクト。そして、BIG CATやクアトロという小さめの会場で常に感じていた「もっと多くの人に聴いてもらいたいなあ」という個人的な希望を、「この場」を最大限に利用して、最高の形で叶えてくれました。そして、それがあくまでも自然体で、マイペースというのがいかにも彼ららしい気がしました。

<Super Furry Animalsセットリスト>

  1. Slow Life
  2. Juxtapozed with U
  3. (Drawing) Rings around The World
  4. Drygioni
  5. Golden Retriever
  6. Zoom
  7. Atomik Lust
  8. Hello Sunshine
  9. The Horn
  10. The International Language of Screaming
  11. Receptacle for The Respectable
  12. Ice Hockey Hair
  13. God! Show Me Magic
  14. Do or Die
  15. Calimero
  16. The Man Don't Give A Fuck

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Fuji Rock Festival '06 Day3 その3

Woodsドラゴンドラの空中散歩から帰るとお腹が減って来たので、オアシスエリアで昼食。3日目ともなると、美味しい店は行列、イマイチな店は空いているので味の想像が付くんですが、強い日差しに負けて並ばずに買える店で塩だれ豚丼(?)を食べました。塩だれで味付けしてあるもやしを好きなだけトッピングできるんですが、味が薄くてイマイチ。隣で売っていたフローズンマンゴーに激しく惹かれましたが、厚さで売れ行きが良すぎたのか固まってなかったのでやめときました。

山上でウダウダしてたためにIsisは終わっていてグリーンステージのKT Tunstallの涼しげな歌声を聞きながら、ホワイトステージへ向かう道側のタワレコのテント裏の木陰へ。ここは人の行き来が気になりますが、グリーンステージの音も充分に聞こえるのでお気に入りの場所です。ラッキーなことにシートを広げるスペースが残っていたので、ビールを飲みながらクールダウン。木漏れ日が少し眩しいですが、木陰を吹き抜ける風はヒンヤリしていて、遠くで鳴っている音楽を軽く酔いが回った状態で寝そべりながら聴くのは非日常の至福の時。この日は朝早かったので、KT Tunstallを聴きながら昼寝することにしました。

目が覚めるとちょうどSnow Patrolが始まったところ。「スキー場にスノーパトロールってのは何かのジョークか?」などと思いながら、Broken Social Sceneを見るためにホワイトステージへ移動。そういや、Snow Patrolは3曲目くらいに出だしを間違えて「ゴメンゴメン、間違っちゃった(意訳&想像)」と言ってやり直してたっけ。16時少し前になって今日初めてちゃんと見るライブ。それでいいのか?まあ、きっと良いんだろうなあ。フジロックだしなあ。

Broken Social Sceneは最新アルバムしか持っていなかったので、知らない曲も多かったのですが、曲毎に参加メンバーやパートを取っ替え引っ替えしながらのパフォーマンスは動きがあって非常にフェス向き。ハチャメチャ過ぎず、ユル緩過ぎず、ストイック過ぎず、インプロビゼーション感溢れるパフォーマンスは、「今年のフジロックももうすぐ終わりだなあ」というメランコリックな気分を昂揚させてくれました。特に、複数のブラス隊が居るのは大きな強みで、"7/4 (Shoreline)"や"Ibi Dreams of Pavement (A Better Day)"は迫力満点。11月のアメリカツアー後に、レコーディングやツアーを一時休止するというニュースの影響なのか、メンバーの力強い演奏に対して、オーディエンスも充分なレスポンスを返し、非常に一体感のあるライブでした。そして、メンバーが引っ込んでセットチェンジに入った直後、再びメンバーが登場してアンコールに応えてくれるというハプニングも。さらに終演後、メンバーがステージ前で即席サイン会を始めたとか。The Delgadosの最初で最後の来日公演を思い出すエピソードです。

<Broken Social Sceneセットリスト>

  1. Late Night Bedroom Rock For The Missionaries
  2. Shampoo Suicide
  3. 7/4(Shoreline)
  4. Cause=Time
  5. Fire Eye'd Boy
  6. Stars & Sons
  7. Superconnected
  8. Ibi Dreams of Pavement (A Better Day)
  9. KC Accidental

Encore

  1. Where's Your Heart?

久々に太陽の下で身体を動かして疲れたので、夜の部に備えて再び木陰のシートに戻って昼寝を再開。あぁ、気キモチイイなあ。もう帰りたくないや。

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2006年8月12日 (土曜日)

Fuji Rock Festival '06 Day3 その2

ドラゴンドラは4つのスキー場をつなぐ8人乗りのゴンドラで、フジロック期間中は往復1000円で乗れます。これまでは少しでも元を取ろうという貧乏性のためライブを放棄することができなかったのですが、今回のフジロックは多少メンツ的に余裕があったので(?)、ようやく念願かなって乗ることができました。

フジロックの会場を見渡すと、その後はダム湖やら水が冷たそうな渓流を見ながら、激しいアップダウンを繰り返して18分間の空中散歩を楽しめます。

Green グリーンステージの通路後方部分です。まだ午前中ということもあって、前日の混雑ぶりからは考えないくらい空いてます。電気グルーヴやレッチリのときには通路も半分くらいまで人で埋まっていて、それ以外は全て人でした。
White ホワイトステージです。こうして見てみると、とんでもないところでライブしてるんですね。Wowowの中継車の向こう側にあるのがフィールドオブへブンやオレンジコートに繋がっているボードウォークです。林の中は涼しい!
River スイカを冷やしたくなる清流(スイカはあんまり好きじゃないけど)。ホワイトステージ手前の川に繋がってるのかな?
Lake 不思議な色をしたダム湖。昼と夕方じゃ全く表情が変わりそうな感じ。夜になるとジェイソンが出てきそうで少し恐い。

頂上に到着すると、シーソーやブランコやターザンロープがあって紙芝居をやってたり着ぐるみアニマルやハイジが居たり、ライブをやってたりします。

標高が少し高くなった分、風がさらに冷たくて気持ち良く、ビールと鶏の唐揚げで良い気分♪

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Fuji Rock Festival '06 Day3 その1

Fineクルマでの寝泊まりも3泊目にもなると慣れたものですぐに眠れたんですが、この日は6時過ぎに目が覚めた。温泉は7時からだし、さすがに4時間半しか寝てないと一日保たないと思って何度も寝ようとしたんですが、結局眠れず…仕方がないので、トイレで顔を洗って、7時頃にまたまた岩の湯へ向かいました。山道を下っていく途中、周りの景色がほとんど見えないくらいのモヤが発生していて、「本当に今日晴れるんだろうな」と天気予報に疑心暗鬼。

7時過ぎに岩の湯に到着し、またまたほぼ湯舟を独占して風呂から上がると、番台のオジサンに「あなた、回数券買った方が良かったかもね」と言われてしまいました(笑) ちゃんと、覚えられてたみたいだ。次来るときにはまたおねがいしまーす。無性にアイスクリームを食べたくなったのでコンビニで調達し、三度目の山道ドライブ開始。朝のモヤはすっかり晴れていて、今回のフジロックで初めて青空の面積が雲の面積に圧勝していました。

10時頃に駐車場に到着すると快晴!風は冷たいけど、日差しは強く、立ってるだけで肌がジリジリしてきて汗が滲んできます。ということで、今年初めて日焼け止めの登場です。この日は晴れたら念願のドラゴンドラに乗ることを決めていたので、IsisKT TunstallSnow Patrol辺りは間に合えば見よう程度で、本格的にライブを見るのはBroken Social Scene以降と決めました。靴をどうするか悩みましたが、「絶対グチャグチャのところあるだろうなあ」ということでこの日も長靴。どこでも気にせず歩けるから便利ではあるんですが、足がむくんで疲れるんですよね…

11時頃に駐車場を出発して、プリンスの裏経由で会場へ向かうと、グリーンステージでは鼓童の太鼓の音が響いていました。地鳴りのような力強い太鼓の音が足元から身体に入ってきて、エネルギーに変わっていく感じがしました。太鼓の音を遠くに聴きながら、ドラゴンドラに乗るために、レッドマーキーのチケット売り場へ向かうと、Milburnの演奏中。ライブには目もくれず、ドラゴンドラの乗り場へ。

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2006年8月11日 (金曜日)

Fuji Rock Festival '06 Day2 その5

圧巻のYeah Yeah Yeahsのライブが終わるとお腹が減ってきたので、夕食はアバロンでサワディのタイラーメンとドネルタイムのチキンケバブライスを購入。寒いとラーメンが美味しいね。さて、2日目のトリは2002年と同じくRed Hot Chili Peppersの真裏、ホワイトステージでScissor Sistersです。ステージにはハサミの垂れ幕があるくらいで比較的地味なセット。前回レッチリの真裏になったSpiritualizedは最終日のホワイト大トリというのにJason Pierceに謝りたくなるほど人が少なかったんですが、今回はどうなるんだろう…?と思っていると、結構人が集まってきています。少なくとも、Spiritualizedのときの2倍、いや3倍以上はいるんじゃないかなというくらいで充分に踊るスペースがあるのに、ガラガラさを感じさせない良い感じの混み具合です。

定刻にメンバーが登場。Jake Shearsは色つきの中途半端なモジモジ君みたいなコスチューム、Ana Matronicは見ようによってはセクシーなホルターネックのドレスで、彼らがステージに現れた瞬間にホワイトステージの空気が一気に変わったような気がしました。そして、それは彼らのパフォーマンスが終わるまで終始続く超絶ショーのオープニングでした。

まずはアコースティックギターのカッティングのイントロが印象的な"Take Your Mama"でスタート。Jakeはステージを所狭しと動き回りながらファルセットボイスを駆使し、Anaも要所で迫力あるコーラスを重ねていきなりオーディエンスのテンションは上がりまくり。セットリストは9月リリースの新譜からもチョイスされていましたが、基本的には「エンターテイメント性のある踊れる曲」。CDで聴いていると少し恥ずかしくなってしまうような仰々しさや下世話さも、ライブでは全てがプラスの要因として機能し、ベタベタなライティングとの相乗効果でホワイトステージ全体をダンスフロア、というより往年のディスコ(あんまり行ったことないけど)に変えていました。

シットリした"Mary"でチークタイムを演出した後は、再びダンス路線まっしぐらで、ニューシングル"I Don't Feel Like Dancin'"の恐ろしいまでのポップミュージックとしてのメロディの完成度の高さと、「超」が着くくらいオバカで下品なアレンジでホワイトステージ全体に笑顔が爆発。その後もアンコールの"Filthy / Gorgeous"でAnaJakeを押し倒して騎乗位で腰を振りまくるパフォーマンスに至るまで、アメリカ人ならではの最高のエンターテイメントをパッケージングした良い意味での完璧な「ショー」を完遂。

気付けば後ろの方まで人でいっぱいで、その人達がみんな笑いながら踊ってる光景は圧巻でした。多少「あの場」に助けられた気がしないでもないですが、時間を忘れて踊りまくらされた彼らのステージは、文句なしにこの日のベストアクトで、今年のフジロックのベストアクトでした。「2日目のホワイトの終盤はショボイなー」なんて寝言を言ってごめんなさい。ホワイトステージからグリーンステージに向かう山道でも、Scissor Sistersの話題で持ちきりでした。今まで見たライブの中で一番楽しかった気がします!

<Scissor Sistersセットリスト>

  1. Take Your Mama
  2. I Can't Decide
  3. Tits on The Radio
  4. She's My Man
  5. Laura
  6. Paul McCartney
  7. Kiss You Off
  8. Everybody Wants The Same Thing
  9. Mary
  10. The Other Side
  11. I Don't Feel Like Dancin'
  12. Comfortably Numb
  13. Music Is The Victim
  14. Filthy / Gorgeous

途中でしばらく休んだのでこの日は体力余りまくりで、軽やかな足取りで駐車場ゲートまで到着。さすがレッチリの日だけあって、シャトルバスは長蛇の列で何と2時間待ち。って、既に0時過ぎてたし、バスは2時までだから後ろの方の人は乗れないじゃん。その横をするりと通り抜け、再び駐車場に戻って、昨日と同じ駐車スペース(別名:我が家)へと移動し、1時半頃に就寝。この日も瞬時に(いつも目を瞑って3分以内には眠れますが、それよりも早く!)眠ることができました。天気予報に騙された一日でしたが、終わりよければ全てよしです。

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Fuji Rock Festival '06 Day2 その4

Candle見に行くと決まったので準備開始。夕方になってからさらに冷え込んできたので、長袖のフリースにジーンズを着込み、念のため上下のレインウェアに長靴で完全武装。そして、身軽に動けるように財布と椅子だけ持って出発しました。キャンプサイト入口くらいに差し掛かると、グリーンステージから電気グルーヴの音が聞こえて来たので、"Shangri-La"だけでも聴きたいなあと思って急いだんですが、パレスオブワンダーの前辺りで始まっちゃいました。うーん、昨日のJetの"Are You Gonna Be My Girl?"を見れなかったのと同じくらい痛い…一応音は聞こえていたので、「だからKiss Kiss Kiss、Kiss Kiss Kiss♪"と小声で歌いながら歩いて行きました。

そして、グリーンステージに着いてビックリ。レッチリ待ちの客が居るとしても、何だこの客の数は!?モッシュピットから通路前、そして通路にまで人がビッシリ。2001年のときのOasisと同じくらいの人の数にビビリながら、派手なVJとアゲアゲの電子音で体内リズムを上げて、混み合う人の間を縫うようにホワイトステージに急ぎました。さすがにこれだけグリーンステージに人が集まると、ステージ間の道はガラガラで、暗くなった山道に浮いてる愛知万博のモリゾーのようなバルーンや、ところ天国の山肌へのミラーボールの光の投影など、夜ならではの仕掛けを見ながらノンビリと移動できました(写真はその後に撮ったフィールドオブへブンのキャンドルアートです)。

で、Yeah Yeah Yeahsのライブ。始まる前はKareo Oのキャラクターやアルバムジャケットからアートっぽいロックな感じかと勝手に思っていたので、存在感タップリの音とパフォーマンスに衝撃を受けました。奇抜なメイクとファッションで現れたKaren Oはキュートで恥ずかしがり屋の少女から扇情的でエロエロなビッチまで秒単位で表情を変え、あらゆる瞬間にそのときの表現力を全て放出するようなパフォーマンスを見せます。

さらに特筆すべきはドラムスとギターという必要最小限のバックトラックの骨太さで、この確固たるバックトラックがあるからこそ、Karen Oが自由奔放にハチャメチャなパフォーマンスが単なるエキセントリックでアヴァンギャルドな「動き」に留まらないんだろうなあ。アルバムでは多少浮いて聞こえていたKaren Oの叫びも、この日は必然的に聞こえてました。ニューアルバムは多少物足りなかったんですが、この日のライブを見てYeah Yeah Yeahsへの評価は一変しました。もし、アートという言葉を「本能を飾らず表現する」という文脈で使っているならばそれは間違いではありませんが、「ちょとと小洒落た」という意味で使っているならば完全に間違いです。ホント、雨に挫けて温泉巡りに出掛けなくて良かった!

<Yeah Yeah Yeahsセットリスト>

  1. Fancy
  2. Rockers to Swallow
  3. Pin
  4. Honey Bear
  5. Gold Lion
  6. Cheated Hearts
  7. Art
  8. Black Tongue
  9. Phenomena
  10. Miles Away
  11. Warrior
  12. Maps
  13. Y Control

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Fuji Rock Festival '06 Day2 その3

Lunchさっきまでレッドマーキーの屋根を叩きつけていた雨は小降りになったので、昼食を取るためにワールドレストランエリアへ。フィッシュ&チップスも美味しそうでしたが、パエリアがちょうど出来上がりそうだったのでパエリアの列に並び、サングリアとのセットを頼みました。その直後に雨が再び強くなってきたので、パエリアがお茶漬けにならないように注意しながら、レインウェアを着込んで昼食開始。

ピーカンの天気ならサングリアも気分なんですが、ザーザー雨が降る中、しかも一気に気温が下がってくる状況では"Mother Nature Calls"状態になり、トイレへダッシュ。グリーンステージではThe Hivesが小気味よい演奏で盛り上げていましたが、早く放出したくて気もそぞろ。何とか道端で用を足さずに済んだ後、寒くなってきたので、ホットココアを買い、再びレッドマーキーの近くの木陰に座って、セレブ娘3人組The Likesの音を雨に打たれて俯きながら聴いていました。

「どこが降水確率20%やねん」と悪態をついたり、「でも去年はもっとスゴイ雨の中で最後まで耐えたよなあ」などと思いながらも、「今日はそれ程見たいのがないから」という弱気が勝利を収めたので、取りあえず駐車場のクルマの中で身体を休めることにしました。ただ、駐車場に戻るのに徒歩で20分くらいかかるので、本当に身体を休めることになるかどうかは謎な訳ですが…

18時になっても雨は止む気配がなく、天気予報によると「これからも不安定な天気が続く」とのこと。まあ、全く当たらない天気予報に頼るのもアレですが、「19時を過ぎて雨が強かったら今日はさっさと山を下りて温泉巡りでもするか」という結論に達しました。

そして、決断の19時。雨はほとんど上がっていたのと2時間近く休んだのが奏功して体力も気力もかなり復活したので、脳内で「ロッキーのテーマ」を流してモチベーションを上げ、再び会場に向かうことにしました。狙いはレッチリではなく、ホワイトステージのYeah Yeah YeahsScissor Sisters(笑) だって、レッチリあんまり興味ないし、混むのイヤなんだもん(笑)

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Fuji Rock Festival '06 Day2 その2

Mysteryjetsこの日はショーケース的なライブが多そうですが、夕方までレッドマーキーにいることに決定。ということで、まずは11時40分のFieldsを見るために、駐車場からプリンス前の橋を渡って、プリンスの裏からキャンプサイトに周り、パレスオブワンダー横に抜けた後にメインゲートへゴー。昨日のグルッと回るルートと比べるとかなり近道で体力を温存できました。プリンスは迷惑だろうけど、宿泊料金でボリまくりなんだし、渋滞緩和のためにも、帰りもこのコースで第二駐車場に回らせてくれればいいのに。

空は雲が出ていましたが、昨日みたいに全体が分厚くモコモコした雲に覆われてはおらず、青空が見える面積も昨日より随分広かったです。その分、少し動いただけで汗が滲んでくるけど、気分を盛り上げるためには少しくらいは太陽が出ていなくちゃね。なんてほざきながら、夕方まで屋内だけど(笑)

Fieldsが始まったので、PAブース横の柵にもたれながら聴くことにしました。キュートな楽曲と女声ボーカルが初々しく、何曲かは気に入った曲があったのでアルバムは買ってみようと思いましたが、「うぉぉぉ」というような衝撃はありませんでした。ライブよりもアルバムの方が良さが伝わるタイプなのかも知れないな。

<Fieldsセットリスト>

  1. Song For The Fields
  2. Charming The Flames
  3. Isabel
  4. Brittle Sticks
  5. If You Fail
  6. Death (Pipe)

Fields終了後、レッドマーキー入口横の鉄骨部分が空いていたので、そこに座ってThe Riflesを待つことにしました。長靴を履いているとそれ程歩かなくても足に負担がかかるので、鉄骨を青竹代わりに土踏まずをフミフミ。これだけでかなり足の疲れが取れます。隣の女の子が食べているフィッシュ&チップスを見て「お腹減ったな」と思ってるうちにThe Rifles開始。こちらはFieldsとは逆に、スピードとドライブ感でオーディエンスを巻き込んで行くタイプ。ただ、全体的に平均的な内容だったため、正直言ってほとんど記憶に残ってません。楽曲的にも飛び抜けたものがなかったので、アルバムはどうだろう…大化けすることもあるのかな?

<The Riflesセットリスト>

  1. Repeated Offender
  2. One Night Stand
  3. Hometown Blues
  4. She's the Only One
  5. Peace & Quiet
  6. Fat Cat
  7. Spend A Lifetime
  8. Robin Hood
  9. She Got Standards
  10. No Love Lost
  11. When I'm Alone
  12. Narrow Minded Social Scene
  13. Local Boy

次のアクトはこの日一番期待していた父子鷹バンドMystery Jetsです。The Riflesが終了してしばらくすると、次々に客が雪崩れ込んできて、レッドマーキーが後ろの方までギッシリ。「このバンド、こんなに人気あるのか」と驚いていると、ステージに親父とその他のメンバーが登場し、ガチャガチャリズムと力強いコーラスがオープニングにピッタリの"The Boy Who Ran Away"でライブ開始。前の二つのバンドとは楽曲の完成度が桁違いの上にライブ慣れもしていて、モヤモヤした気分がスカッとし、肩車されている子供もニコニコ&ノリノリです。楽曲のデキで畳みかける展開が多く、このバンドならではのサプライズがなかったのが残念ですが、ラストの"Zootime"まで常時期待を下回らないパフォーマンスを見せてくれました。「世界で一番素晴らしいフェスティバルだね」という親父の言葉にリップサービスを感じながらもニッコリ。終了間際にテント内に吹き込んできた大粒の雨でできた水たまりを避けるようにピョンピョン跳び跳ねて楽しみました。

<Mystery Jetsセットリスト>

  1. The Boy Who Ran Away
  2. You Can't Fool Me Dennis
  3. Purple Prose
  4. 4 WALLS
  5. Little Bag of Hair
  6. Elizabeth
  7. Diamond in The Dark
  8. Horse Drawn Cart
  9. On My Feet
  10. Alas Agnes
  11. Zootime

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