Dovesを見終わってすぐ、Royksoppを見るためにレッドマーキーへ移動。ところが、Dovesが予想外に人を集めたのか、ホワイトステージからグリーンステージへ向かう道は大混雑。途中、グリーンステージでThe Beach Boysのパフォーマンスの最後の曲を見ながら、ようやくレッドマーキーに着いたときには既にRoyksoppが始まってた上に、人が外まではみ出していてとても中に入れる状況ではなかったので、しばらく外で音だけ聴いていました。
その後、軽く夕食を取った後、Mobyを見るためにグリーンステージへ移動。PAブースの側に陣取って開始を待っていると、雨がポツリポツリ。「何とか止んでくれ」という願いも空しく、Mobyが始まる頃には大粒の激しい雨が地面を叩きつけ始めました。
そんな悪条件にもかかわらず、Mobyは素晴らしいパフォーマンスを展開。リズムセクションをブーストした"Find My Baby"で軽くウォームアップを終えると、まさに状況にピッタリの"Raining Again"でオーディエンスに太い音を突きつけます。もっとフロア系の音を予想していたので、この展開は少々意外でした。
てるてる坊主のMoby登場というのに、その後も雨の強さは増すばかり。それでも、圧巻の女性ボーカリストの声と骨太に変身したバックトラックと共にエネルギッシュなサウンドが構築され、Radioheadの"Creep"のカバーや、「あと一曲カバーをやるよ。AC/DCとBilly Idolのどっちが良い?」というオーディエンスとのコミュニケーション、メンバー紹介で「彼女はクラシックをやってたんだ。一曲披露してみてよ」というと、キーボード担当の女性がクラシックモードからポップ/ロックバージョンモードへ徐々に変えながら"エリーゼのために"を演奏したりと様々な工夫が散らされながらステージは進行。曲が終わるたびに"Thank You, Thank You, Thank You"と言ったり、「僕はジョージ・ブッシュの行為を本当に申し訳ないと思う。僕らの国が極右になっていくことを非常に残念に思っている」というMCに現れたMobyの真摯さもあって、グリーンステージの一体感がドンドン高まっていきます。
そして、「The Beach BoysやNew Order、Primal Screamなどの素晴らしいアーティストと同じステージに立てたことを嬉しく思う」というMCの後、フロア指向のアグレッシブなアレンジの"Feeling So Real"を派手派手なライティングで演奏してライブ終了。"Lift Me Up"から"Feeling So Real"への流れは凄まじく、New Order用に溜めておいた力を思わず先出ししてしまった程でした。初期のアルバム特に感じられた小難しさなどは全くなく、アルバムのMobyは彼のほんの一面でしかないことを改めて知りました。
そして、てるてるMobyがステージを後にしてしばらくすると、雨が小降りになりはじめました。
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